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〇 一般飲食物添加物 天然着色料

アカキャベツ色素 【天然の赤と紫と青】

最近、スーパーに売っている国産紅生姜の着色料をみると、アカキャベツ色素など天然着色料に変わってきているのを感じます。

 

アカキャベツ色素は、赤キャベツや紫キャベツから弱酸性の水溶液で抽出します。

 

主色素はアントシアニンシアニジンアシルグリコシドです。

 

~紫赤色を呈します。

また2021年に研究結果が発表された10年に渡る国際共同研究の結果、赤キャベツから青色天然色素が発見されました。青色1号に代わる青色天然着色料として注目されましたが、熱・光に対して比較的安定ですが、ビタミンCと併用すると安定性が低下し、pHにより色調が変化します。ここら辺が課題で、まだ左程には浸透はしていないようです。

 

素材は安心🥬抽出方法もかなり安心なほうです。毒性はまずないと考えていいでしょう。

判定 😀

 

紅しょうがの他に、菓子,ゼリー,アルコール飲料,冷菓などに使われています。

 

表記はアカキャベツ色素の他に、赤キャベツ色素アカキャベツ,ムラサキキャベツ色素,アントシアニン色素アントシアニン野菜色素です。



紅生姜の着色料は、ひと昔前はタール色素赤102が主流でした。まだ業務用の紅しょうがは赤102が使われているようですが、メーカーが着色料を変えようとしているのが伝わるので、嬉しく思います。

国内の着色料は、大手メーカーから先駆けて合成着色料から天然着色料に積極的に変えています。(ボクは、誰もが知る大手飲料メーカーを永年出入りしていましたが、着色料に関してはそうでした。)もちろん天然着色料でも問題のあるものはありますが、これはとてもいい傾向です。

 

ちなみに赤キャベツの紫色は寒さで増加するアントシアニン10種以上の混合物で、科学的には甘みが増しているんだよ🐣 でも個人的には苦くも感じる時もある(ボソリ)

 


紅生姜から強引なんだけど

これ美味いです!(2回目)👆これにはまってから色々なジンジャーシロップを試したんだけど、いまだナンバー1です。炭酸で割ると冬にぴったりの温まる炭酸飲料って感じです。