ガムベースは、チューインガム用の基材として使用される添加物製剤のことで、ガムを噛んで最後まで口の中に残る土台となる部分のことです。
このガムベースに甘味料,香料,着色料などを加えることで、チューインガムとなります。
ガムベースの主原料は、合成樹脂系と天然ゴム系に分けられます。
合成樹脂系→ポリイソブチレン,酢酸ビニルなど
天然ゴム系→ラテックス,チクルなど
ガムベースは、これらの主原料に加えて、いくつか素材を組み合わせて作られます。
可塑剤→グリセリン脂肪酸エステルなど、ガムの柔らかさを調整(また添加物ではないが植物油も多用される)
充填剤→炭酸カルシウム,タルク,粉末モミガラなど、ガムの形状や弾力を安定
などなど
ガムベースとして認可されている指定添加物は11種類
エステルガム
酢酸ビニル樹脂
ソルビタン脂肪酸エステル
ポリイソブチレン
プロピレングリコール脂肪酸エステル
リン酸三カルシウム
グリセリン脂肪酸エステル
ショ糖脂肪酸エステル
炭酸カルシウム
ポリブテン
リン酸一水素カルシウム
ガムベースとして認可されている化学合成品以外の既存添加物は37種類
ウルシロウ
グッタハンカン
グッタペルカ
ソルバ
ソルビンハ
クル
ニガーグッタ
グアヤク樹脂
サトウキビロウ
ツヌー
ラノリン
チルテ
チクル
オゾケライト
レッチュデバカ
ベネズエラチクル
ロシン
ロシディンハ
ジェルトン
ホホバロウ
マスチック
ミツロウ
粉末モミガラ
まだまだあるよ🐣
安全性については、それぞれの添加物によります。
これらをいくつ組み合わせても一括名のガムベースと表記されます。
よって消費者には、何がどれだけ使われているか分かりません(・・?
