今回は、指定添加物の合成着色料であるノルビキシンカリウムの簡単説明です。
まず既存添加物の天然着色料であるアナトー色素を理解して頂けると分かりやすいかも☟😸
水に溶けにくい天然系のアナトー色素を水溶性にしたものを水溶性アナトーと呼んでいます。
これは、アナトーから抽出された色素成分をアルカリ金属類と反応=アルカリ加水分解させたものであり、化学的に合成した食品添加物に該当するため、色素成分であるノルビキシンカリウム及びノルビキシンナトリウムの名称で、指定添加物として認可されています。
ノルビキシンカリウムは、その名の通りノルビキシンのカリウム塩となります。
安全性試験の結果は
ラット🐁に餌に混ぜて多量与え続けた実験でも、ビーグル犬🐕に与えた続けた実験でも異常が認められませんでした。
急性毒性は弱く、突然変異性も認めらていません。
判定 😊
ノルビキシンK,水溶性アナトー,アナトー,アナトー色素,カロチノイド,カロチノイド色素,カロテノイド,カロテノイド色素とも表記されます。
水溶性アナトーは、欧米では「チーズカラー」と呼ばれ、古くからチェダーチーズ,レッドレスターチーズ,グロスターチーズ,バターやマーガリン,アメリカンチーズなどの着色に用いられています。
古くから耐菌性の高い食用色素としても用いられ、チーズやソーセージといった食卓でも馴染み深い食品添加物として使用されてきた歴史をもっています。