最近、ココア&チョコ系アイスクリームやバームクーヘンなどにアナトー色素が使われているのをよく見ます。
主成分は、水に不溶で油脂に溶けるビキシン,アルカリ水に可溶で水&油にほぼ不溶ノルビキシンとなります。
ベニノキの種子から油脂で抽出するか、溶剤で抽出したのち溶剤を除去して得られる黄~橙~赤系の色素で天然着色料です。抽出方法や成分の違いでアナトーA~Gまで分類されているよ🐣
焼き菓子,乳製品,キムチ,ソーセージ,煮蛸,魚加工品などに使われています。
アナトー,カロテノイド色素,カロテノイド,カロチノイド色素カロテノイドとも表記されます。
動物実験では、ラットに大量に投与しても死亡例もなく解剖でも異常なし,変異原性も認められていませんが、神経細胞に関係するドーパミンの働きを強く妨害することが分かっています。
判定 😐
アナトー色素はあってもさほど気にしないでいい色素だと思いますが、無ければ無いほうがいい色素といった感じです。
他に、アルカリ加水分解を行い水溶化した指定添加物の水溶性のアナトー色素がありますが、また別途で説明しますね👦
👆ベニノキの木と実
ここから実は紅葉🍁みたいに紅くなっていく
中南米やフィリピンでは、ベニノキの種子が香辛料や着色料として使われています。(現地の環境汚染による水銀が検出されたことがあります。)