パウンドケーキやマフィンなどの焼き菓子,ゼリーなどの生菓子,氷菓,柑橘系飲料などを黄色に着色するためにたまに使われているオレンジ色素は、ミカン科アマダイダイの果実🍊や果皮より、搾汁したもの,熱時エタノール,ヘキサンやアセトンで抽出し溶媒を除去して得られる天然着色料です。
主色素は、黄色を呈するβ-クリプトキサンチンの脂肪酸エステルとなります。
安全性試験の結果は下記の通り(ここはとばしてもいいですよ🐤)
- 反復投与試験
F344ラットを用いた混餌(0.18、0.55、1.66、5.0%)投与による13週間の反復投与試験において、検体投与に起因する毒性学的影響は認められない。無毒性量は、最高用量である5.0%(2.5g/kg/day)であると考えられる。 - 変異原性試験
細菌を用いた復帰変異試験はS9mixの有無にかかわらず、陰性である。哺乳類培養細胞を用いた染色体異常試験では、S9mix存在下において、細胞毒性が認められる用量または限界用量まで異常の誘発は認められない。S9mix非存在下、2.5mg/mL短時間処理群においてのみ構造異常が14%の細胞に観察されたが、この陽性反応はin vitro小核試験において再現されなかった。マウスを用いる小核試験(2 g/kg,24時間間隔で2回経口投与)では、小核を有する多染性赤血球の頻度に有意な増加は認められなかった。従って、in vitro染色体異常試験で見られた陽性反応は、S9mix存在下で陰性となること、in vitro小核試験で再現されなかったこと、限界用量まで行われたin vivo小核試験で陰性であったことを考え合わせると、生体にとって問題となるような変異原性はないものと考えられる。
シンプルにわかりやすく説明するとオレンジ色素は大丈夫🍊ということです👧
判定 😀
カロチノイド色素,カロチノイド,カロテノイド色素,カロテノイド,果実色素とも表記されます。オレンジ色素は簡略名のカロテノイド色素やカロチノイド色素で表記されていることが多いみたいだね🐣