安息香酸は天然に広く存在しており、アンソクコウノキの樹脂やプルーン,プラム,クランベリー,梅の果実,笹の葉などにも含有しています。
歴史は古く、発見されたのは1608年で、1875年に細菌の増殖を防ぐこと分かりました。
食品添加物としては、現在は科学的に合成された保存料となります。細菌や酵母には強いですが、カビにはあまり強くありません。
キャビア,マーガリン,清涼飲料水,シロップ,醤油に使われています。
犬🐶での250日間の実験では、与えた量が体重1kgあたり1gを超えると痙攣を起して死亡する例がありました。
2006年イギリスで清涼飲料水に添加されていた安息香酸とビタミンCが化学反応を起こして、発がん物質のベンゼンになっていたことが分かり自主回収されました。
判定 👿 慢性毒性があり、条件によって発がん物質に変化する